考える力 と 覚える力。 (その2)
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
10月の週末はすべて天気がぐずつき、雨になりました。
受験生に天気は関係ありませんが、やっぱり晴れている方が気分がいいですよね。
今日は、外山滋比古さん著作の『乱読のセレンディピティ』の中の知識と思考という節の中に書かれている文を紹介します。
「知識はすべて借り物である。頭の働きによる思考は自力による。」
「本当にものを考える人は、いずれ知識と思考が二者択一の関係になることを知る。つまりもの知りは考えず、思考をするものは知識に弱い、という考えに思い至る」
非常に興味深いご指摘です。
知識は借り物だが、思考力はあなた自身で磨くもの。
どちらが重要かという話は述べられていませんでしたが、
間違いなく思考力を鍛えることをせずに勉強を始めても、うまくいかないような気がします。
この前の話で論理パズルや詰将棋・詰碁をお勧めしましたが、思考力に密接に関わりがあるのは論理的思考力です。
なぜでしょうか?
論理的思考力が思考力の枠組みとなっているからですね。
論理的思考力がない生徒は、現代文の成績が安定しません。
読める文章と読めない文章が存在する。そんな摩訶不思議なことになってしまいます。
では論理的思考力とは… なんぞや?
という話は、また次回。お楽しみに。