方向性がずれていく・・・
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
近頃、高校生の歴史の教科書から比較的重要でない偉人を削除しよう、というニュースがありました。
歴史の教科書から「坂本龍馬」が消える? 東大教授に聞く「歴史にロマンはいらない?」
(ハフィントンポストの記事になります)
それらの偉人は、坂本龍馬、吉田松陰、武田信玄、上杉謙信、クレオパトラ、マリー=アントワネット・・・等々いろいろ挙げられていますが、教科書に掲載されている用語の数が約3500語にものぼるため、用語の数を半分程度に減らすべきという主張のようです。
ほとんどの高校生がスマホを持ち、分からないことがインターネットで調べれば知ることができる世の中において、知識を大学入試で問う形式を変えることが必須ですよね。こんな用語の数を減らすなんてことをするよりも。
この対策は、大学入試を教科書や辞書を持ち込み可という形式に出題すればほとんど改善されると思います。この根深い問題は、今まで続けてきた暗記中心の歴史教育から、誰も変わりたくないってことと、また採点のコストを心配しすぎていることが原因はないでしょうか。