日本の識字率は世界一、も今は昔。 日本人には論理がない。
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
江戸時代の幕末の頃、ほぼ100%の武士が読み書きができていた、と言われています。
一般庶民も、他の欧米の国々比べて読み書きで困る人たちは少なかったようです。
他国に比べて日本の識字率は高かった、という話を聞いたことがあると思います。
その後、ヨーロッパから西洋概念を取り入れ、
「論理」を西洋由来の学問を学ぶ道具として明治時代に導入しました。
つまり、もともと日本語に「論理」は存在しなかったということですね。
残念なことに、論理の重要性を日本人は理解していません。
多くの日本人が「論理」をなんとなく理解しています。
「論理は形式、接続詞の使い方を覚える!」 思考力育成をしていかなければ・・・ というニュースをたびたび目にしますが、国語という科目で論理を教えきれていないことが問題です。
国語は、日常会話で使っている日本語を扱う教科であるがゆえに、勉強らしい勉強をしなくても、ある程度はできてしまう (ような気がする)。
できたような気持ちになれる、ということに甘んじてきました。
読み書きはできるけれど、ロジックがない日本人。
欧米の真似はできるが、自ら考えることができない日本人。
海外の人々は、日本人のように、相手を配慮したりおもんぱかってはくれません。
外国語に「忖度する」という単語はどこにもありません。
明治期に導入された「論理」をきちんと使いこなすことが、避けてはいけない課題ですね。
きちんと論理的思考力をつけ、自分の意見を持つことを当たり前にする。
シオンセミナーは、あなたの論理的思考力をイチから鍛えます。
大学生になる目的。 (その1)
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
本当に便利な世の中になりました。スマホは「時間どろぼう」ですね。
気軽にゲームができて、分からないことがあればすぐにググって、
翻訳機能なども十分使えるレベルになってきました。
便利になるのは悪いことではありません。
ですが、手軽に知識を得ることができたとしても、
手軽に得られるものは手軽な知識に過ぎない、ってことに注視するべきです。
これだけ便利になれば、
勉強する必要もないし、大学へ進学する必要なんてあるの?と悩んでしまうことがあっても不思議ではありませんね。
でもね、大学に行くといろんな人たちに出会えます。
自分と違う他者に出会って、知り得た知識をいかに活用するか?
鵜呑みにするのか、自分の意見と比較するのか、議論をするのか、
いろいろな意見が聞くことができますし、相対的に自分の意見を比較することができます。
まだまだ時間は残っています。 慌てずに、焦らずに。
自分の可能性を見捨てたり、自分を安売りして欲しくないですね。頑張れ、受験生!
添削指導がたまっていく。
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
私は主に英語を専門としています。
普段は生徒の英語の勉強法の管理や提案、添削指導をしています。
留学していた経験があり、英語のことであればどんなことでも対応します。
(持っている英語の資格、国連英検特A級・TOEIC920点・TOEFL108点等々)
今日は一橋大学の英作文の添削と、国公立大学の英文解釈の添削をしないといけません。
自分が理解するのは簡単ですけど、
生徒が理解しやすい説明をすることは大変ですね。その都度、勉強になります。
英語の勉強のTipsがほしい人、添削して欲しい人、
英検やTEAP等を使って外部検定試験利用入試を受験したい生徒は、シオンセミナーの教室長までご連絡ください。
頑張って勉強しているのに成績が伸びない理由とは...
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
頑張って勉強しているのに成績が伸びない生徒はいませんか?
その答えは、意外に簡単です。学校や塾の先生に教え過ぎてもらっていませんか?
学校の先生や塾で教えてもらわないと、勉強ができない。
自分で考える習慣がないと、あなたは「指示待ち人間」になってしまいます。
常日頃から、何をしたらいいのかわからない、指示が欲しいと思っていませんか?
とはいえ、いきなり自分で考えることが大切!
とことん自分で考え抜くことが、答えを導き出す力につながり、賢くなる!
と言われても、困りますよね。
この原因は、日本の学校教育が「考える」ことよりも「覚える」ことを重視していることにあります。あなたのせいではありません。こんな環境にいれば、適応してしまうのが当たり前です。
でもね、
受験や就活、そしてその後の人生において本当に必要な答えを導くために、「どうして?」と考える習慣を持つことって大切です。
勉強ができない理由はちゃんとあります。
シオンセミナーはその原因を特定して、あなたに「考える力」を享受します。
漫画を読もう!
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
最近、本を読んでますか? 小説でも新書でも何でも構いません。
読んだ方がいいんだろうな、と思うだけですよね。
私が高校生の頃は、新聞を読みなさい、読むといいよ、という話をよく聞きました。
最近では新聞を購読していません、という家庭も増えていますね。
時代は変わるものです。
テレビにしても、スマホにしても、便利になればなるほど文字を読むことから離れているようです。普段の生活が忙しいという気持ちもわかりますが、日本語を読む趣味は持っていて損はしない、と思います。
こんな環境の中で、気軽に楽しく日本語を読むことができる手段として、「漫画を読む」ことをお勧めします。
驚く話かもしれませんが、国語が苦手な小学生は漫画を読むことができません。
漫画を読むスピードを見るだけでも、現代文が得意か不得意かの目安になります。
文字を読むことに耐性を持つというか、集中力を続けて文字を読むことができるかということがポイントですね。
さまざまなジャンルの漫画が出ています。
日本の歴史や世界の歴史、漫画でデフォルメされた偉人伝
スポーツや文化芸術に関する漫画。 必ず興味がわく漫画があるはずです。
皆さん漫画を読みましょう。
論理的思考力とは・・・ (その2)
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
昨日に引き続き、論理的思考力について書いていきたいと思います。
論理は "つながり" であり、
接続詞に気をつけて読むことから始めよう、という話をしました。
その他に気をつけることと言えば・・・
(中西実さん著作の『現代文の解法』2章の目次を参照しています)
① 指示語を押さえて読む / ② 接続語を押さえて読む
③ 繰り返し表現を押さえて読む / ④ 論と具体例を押さえて読む
⑤ 比喩表現を押さえて読む / ⑥ 二項対立を押さえて読む
⑦ 譲歩表現を押さえて読む / ⑧ 一般論を押さえて読む
⑨ 因果関係を押さえて読む
とてもよくまとめられています。
現代文で注意したい項目が全て網羅されていますね。
しかし、小学生や中学生レベルの現代文の問題はある程度解けるにもかかわらず、現代文ができない苦手という生徒がいます。
評論用語といった知識を知らないという可能性もありますが、
背景知識を必要とする現代文が出題されている大学の数は多くありません。
そのような場合は、簡潔に論理を理解していない場合があります。
捨象して文章を読むことができない(わかりやすく言うと、言い換え表現にさえ気をつけて読むことができない)ということに原因があります。
文字を全部読もうとしているんですね。 (飛ばし読みを推奨している訳ではありませんよ)
悩んでいる生徒は、論理学の勉強を始めるといいです。
なんとなく日本語を読んでいたことに気がつけます。
論理を勉強する教材は多数あります。次回以降に、紹介していきたいと思います。
1人で勉強できる生徒もいますが、論理という概念のなかった生徒には補助教員がいると理解の助けになります。
シオンセミナーでは、あなたの論理的思考力を磨き上げます。
[注] ネット指導にも対応しています
論理的思考力とは・・・ (その1)
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
今日から論理的思考力について、私なりの解説をしていきたいと思います。
簡単に言うと、論理はつながりを意味します。
【文と文のつながり、語句と語句のつながり、段落と段落のつながり】
をいい加減にしてはいけない、ということです。
普段の日常会話や文章を読むときに、前後のつながりを気にして、日本語に接していますか?
何も考えずに日本語を使っている人は、注意しなければなりません。
気をつけていないと論理がない (無論理な) 人間になってしまいます。
ちなみに、あなたは接続詞を正しく使えますか?
接続詞をなんとなく使っている生徒は、特定の接続詞を使って正しい文章を書けません。
短い文は書けても長い文になると、途端にできなる子も多数います。
どうしても書いてある内容を重視してしまう傾向にある生徒ほど、
論理はつながりが大事で、形式が大切なんだよ、ということが理解できません。
接続詞の働きや使い方をマスターするだけで、
論理的に考える際の1つめの課題がクリアーしたことになるんですが...
接続詞の使い方を勉強できる教材として、
優れているものは 福嶋隆史さんの『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集』です。
3つに接続の働き(言い換え・対比・因果関係)に分けて説明している点がわかりやすいです。
現代文が苦手だ・現代文の点数が安定しないという生徒は、これぐらいの教材からスタートするといいと思います。