日本語をきちんと読むとは・・・ (その1)
多くの高校生が日本語を読めていない、という話の続きです。
これは、日本語がわからない、意味をつかめないということではありません。
15年以上、日本語にふれ、毎日生活で使っている日本語。
しかし、現代文の成績がわるい。 どうしてでしょう?
A. 読書の習慣がないからだ!
(違います、読書をしていても現代文ができない生徒はいます)
普段使っている日本語と、テストの国語は違うのではないか?
A. そうに決まっている。国語はセンスがないとできない科目だ!
(違います、日本語を読むことにセンスは必要条件ではありません)
実は、日本語をきちんと読む(意識づけ・習慣をつける)ためには・・・
一度、小学生のレベルまで一度戻って勉強しなおす必要があります。
よく考えてみてください。
小学生に比べて、語彙力や漢字書き取り力があるにもかかわらず、
読解力は小学生と高校生の読解力に大きな差があると思えますか?
実はほとんどないのではないか、というのが私の実感です。
では、どの教材を使って勉強すればいいの?
何に気をつけて、進めていけばいいの?
という話は、また次回に。 失礼します。
[注1]小学生レベルの教材を勉強することは中学受験を経験した生徒であれ、県内トップ校に通う生徒にも価値がああります。
[注2]たくさん量をこなせば日本語が読めるようになるわけではありません。量をやらせればあがるという考え方には同意していません。