シオンセミナー 教室長 Blog

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日本語をきちんと読むとは・・・ (その2)

試験で問われている読解力は、「日本語をきちんと読めること」を大前提に作成されていると思います。(当たり前です!)

 

(基礎的なレベルでいうと・・・)

Q. 下線部Aとはどういうことか? 本文から抜き出しなさい。(もしくは記述しなさい)

抜き出しなさいという問いに対して、自分で考えた解答を答える生徒がいます。

記述の問題で、解答を問いに応じた形式にすることができない、もしくは無視する生徒がいます。(この場合、解答の文末を「~ということ」にする)

Q. ~を〇〇字で答えなさい。(句読点は含みません)

句読点を書いてしまう生徒がいます。

 

「主語を抜き出せ」「要点を書きなさい」といった問題ができない生徒もいますし、品詞を問う問題(形容詞と副詞の違い)といった問題ができない生徒もいます。

 

 

このようなミスをする高校生が数多くいます。

ケアレスミスだといって気にしない生徒も多数います。

 

 

本当にケアレスミスでしょうか? 

(高校生が主語と名詞の違いや、形容詞と副詞の違い、問題形式にあった解答の書き方といったことを知らないことは問題と思いますが・・・)

 

日本語を読むとは、なんとなく理解すればいいということではありませんよね。

まずは、キチンと丁寧に日本語を読まなければいけないことを自覚するべきです。

 

つまり、現代文を苦手とする生徒は「書いてあることを"ありのまま”に読む」ことをいい加減にしてしまう、自分でアレンジしてしまうといったことが言えます。

(もちろん、論理的思考ができない場合もありますけど)