論理的思考力とは・・・ (その2)
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
昨日に引き続き、論理的思考力について書いていきたいと思います。
論理は "つながり" であり、
接続詞に気をつけて読むことから始めよう、という話をしました。
その他に気をつけることと言えば・・・
(中西実さん著作の『現代文の解法』2章の目次を参照しています)
① 指示語を押さえて読む / ② 接続語を押さえて読む
③ 繰り返し表現を押さえて読む / ④ 論と具体例を押さえて読む
⑤ 比喩表現を押さえて読む / ⑥ 二項対立を押さえて読む
⑦ 譲歩表現を押さえて読む / ⑧ 一般論を押さえて読む
⑨ 因果関係を押さえて読む
とてもよくまとめられています。
現代文で注意したい項目が全て網羅されていますね。
しかし、小学生や中学生レベルの現代文の問題はある程度解けるにもかかわらず、現代文ができない苦手という生徒がいます。
評論用語といった知識を知らないという可能性もありますが、
背景知識を必要とする現代文が出題されている大学の数は多くありません。
そのような場合は、簡潔に論理を理解していない場合があります。
捨象して文章を読むことができない(わかりやすく言うと、言い換え表現にさえ気をつけて読むことができない)ということに原因があります。
文字を全部読もうとしているんですね。 (飛ばし読みを推奨している訳ではありませんよ)
悩んでいる生徒は、論理学の勉強を始めるといいです。
なんとなく日本語を読んでいたことに気がつけます。
論理を勉強する教材は多数あります。次回以降に、紹介していきたいと思います。
1人で勉強できる生徒もいますが、論理という概念のなかった生徒には補助教員がいると理解の助けになります。
シオンセミナーでは、あなたの論理的思考力を磨き上げます。
[注] ネット指導にも対応しています