シオンセミナー 教室長 Blog

教えない授業、勉強の仕方を教える塾、あなたを賢くする塾。それがシオンセミナー。

目的と手段。

こんにちは、シオンセミナーの教室長です。

何か目標を持ったとき、目標が目的になっていないかどうかを考えてみましょう。

 

目標が目的になってしまう、なぜいけないのでしょうか。

なぜならば、目標が目的化することで、何も考えずに行動してしまうことにつながるからです。

 [目標が目的になっている場合]

〇〇大学に入りたい! 〇〇の資格をとりたい!

偏差値は高いし、就職も悪くない大学だ。英語の資格をもっていて損はしないだろう。

 

こう考えてしまうと、あなたの考えは何もありません。

自分の考えがないということは、周りに流されてなんとなく過ごしてしまうことになります。

  

 

そうならないために、目標を手段として考える習慣をもってみましょう。

[目標を手段として考える場合]

〇〇大学に入って、△△を勉強したい。あの学校に入って、やりたいことがある!

〇〇の資格をとって、こんなことがしてみたい。 やりたいことがある!

 

どうして? なぜ? なんのために? と考えることが重要です。

わくわくするような、楽しくなるような自分のヴィジョンをもって、目標に向かって頑張るべきです。

 

やりたいことなんて、そんなにあるわけない! と思っている人でも、考えることが大切です。

 「あなた」だからできること、「あなた」にしかできないことってきっとあるはず。

こんな考え方をしてみるのもいいと思います。

 

普段から自分の意見を持つ、考える習慣を持つということって、本当に大切なことです。

考える力 と 覚える力。 (その3)

こんにちは、シオンセミナーの教室長です。

2020年に教育改革 (高大接続改革) が行われようとしています。

センター試験がなくなる」といった話は聞いたことがあるかもしれません。 

 

簡単に説明すると、

過度の受験競争の見直しから、ゆとり教育が始まりましたが・・・

大学入試の改革は何も進まず、 "暗記力" が問われる問題形式が続きました。

 

暗記力が問われる問題演習になれた大学生は、覚える能力はあっても考える力がありません。

受験を経験したことがある方々は、数多くの覚えること(暗記項目)があったことを覚えていると思います。

 

 

これでは、今後日本がグローバル時代を生き抜くことができないのではないのか。

そのため、2020年の教育改革によって、大学入試で問われる「より多く覚え、より早く解く」といった受験ルールを一掃し、思考力を問う問題形式に変えていこう、ということです。

(「ゆとり教育」の見直しは、2011年から徐々に始まっています。)

 

これは、暗記中心の受験勉強をされてきた先生たちにとって、恐怖です。

論理を知らない・分からない生徒に、論理を教えることができるのでしょうか。

私はかなり難しいと考えています。

 

あなたは努力を続けることができますか?

こんにちは、シオンセミナーの教室長です。

操作ミスをしたことによって、ブログを消してしまいしまいました。

こちらは昨日書いたブログになります。 

 

勉強における努力とは、反復と継続を意味します。

これは極めて地道で、退屈なことです。そして苦痛でもあります。

 

始めようと思ったその日から、自分の決めた目標に向かって頑張る、無心に頑張る。

それができるかどうかが、受験で合格するかどうかの1つのポイントですね。

しばしば、塾生にイソップ童話の「ウサギとカメ」や「アリとキリギリス」の話をして、生徒を鼓舞することがあります。

 

ですが、この退屈な作業を続けることは多くの人が苦手とすることです。

私はその努力の仕方を改善し、ちょっとした工夫を加えると大幅に負担が軽減する、と思います。

 

最終的には全部覚える、理解することにつながるにしても、

やり方次第で大きく変わります。

頑張りたい生徒は、シオンセミナー 教室長までご連絡ください。

文系と理系の根本的な違い。

こんにちは、シオンセミナーの教室長です。

 

秋も深まってきました。

高校1年生は文系に進むか、理系に進むかを決める時期になりました。

ところで、あなたは文系と理系の違いがわかりますか。

 

まず浮かんできそうなことが「数学ができるか、数学ができないか」の違いでしょうか?

多くの場合は、数学を基準にしてイメージしていませんか?

もしくは、歴史好きな子が文系に進んで、理科好きな子が理系に進む。

 

このように考えてしまいますよね。

 

 

全員が大学に進学する時代になってしまったため、両者の根本的な違いが曖昧になっていると、私は思います。

 

前回と同様に、ここでも大切なことは論理的思考力 [論理]になります。

主に文系は言葉を道具と考え、論理を手段として扱います。

一方、理系(研究者)は論理的に正しいことは何なのか、ということに興味があります。

 

つまり、論理をつかって他人を説得したいのか、真理が知りたいのか、という違いです。

 

さぁ、論理がいかに重要なのか、わかりましたか?

「論理的に考える」という思考は、あなたの重要な武器になります。

論理がいかに大切かということを丁寧に教えることができる塾、それがシオンセミナーです。

ご興味のある方はご連絡ください。

考える力 と 覚える力。 (その2)

こんにちは、シオンセミナーの教室長です。

 

10月の週末はすべて天気がぐずつき、雨になりました。

受験生に天気は関係ありませんが、やっぱり晴れている方が気分がいいですよね。

 

 

今日は、外山滋比古さん著作の『乱読のセレンディピティ』の中の知識と思考という節の中に書かれている文を紹介します。

「知識はすべて借り物である。頭の働きによる思考は自力による。」
「本当にものを考える人は、いずれ知識と思考が二者択一の関係になることを知る。つまりもの知りは考えず、思考をするものは知識に弱い、という考えに思い至る」

 


非常に興味深いご指摘です。
知識は借り物だが、思考力はあなた自身で磨くもの。

 

どちらが重要かという話は述べられていませんでしたが、

間違いなく思考力を鍛えることをせずに勉強を始めても、うまくいかないような気がします。

この前の話で論理パズルや詰将棋・詰碁をお勧めしましたが、思考力に密接に関わりがあるのは論理的思考力です。

 

なぜでしょうか?

論理的思考力が思考力の枠組みとなっているからですね。

 

論理的思考力がない生徒は、現代文の成績が安定しません。

読める文章と読めない文章が存在する。そんな摩訶不思議なことになってしまいます。

 

では論理的思考力とは… なんぞや?

という話は、また次回。お楽しみに。 

志望校に合わせた勉強をしない。

こんにちは、シオンセミナーの教室長です。

勉強を進めていくと、どうしても難しめの問題集を手に取りたくなりますよね。

 

基礎を軽視してる訳じゃないけど、

超基礎・入門レベルの問題集なんて、軽く目を通すだけでいいじゃん、と思いますよね。

 

 

志望校に合格した先輩の使っていた教材、インターネットで推薦されている教材。

勉強しただけで賢くなるような気がしてしまいます。

 

ですが! そのような教材で成績があがる生徒は、何を使ってもできるようになる人です。

例えば『入試現代文へのアクセス』『1対1対応の演習』『実力をつける100題(日本史・世界史)』『重要問題集』・・・・といったような教材を勉強したから、成績があがったのではなく、もともと学力があったから。

 

こういった問題集をやればやるほど、基礎とは何か?落としてもいい問題の感覚が身につかない可能性が高いです。

 

大学受験で問われている問題の80%は典型問題です。

問題を見てそれが典型問題だと見抜けないことが問題なのです。

全部やろうとするから・・・

勉強しているのに成績が悪い人は、1冊の問題集を一気に進めることをやめましょう。

 

学校で配布された『4STEP』や『Focus Gold』『青チャート』(数学)、『セミナー』や『ニューグローバル』(理科) 等は、問題の量が多く、基礎を固める教材というよりも1冊で完結する問題集です。そのため、学校での授業がすべて終了してから、復習する教材としてはあまり向いていません。

 

 

これらの本を理解することができれば、

ほとんどの大学に合格できるレベルに達することができます。

 

 

本来ならば、基礎レベルを対象とした問題集から始めるべきですし、そういった問題集を章ごとに繰り返すことが大切です。言い換えると、細かく区切って早いうちに繰り返すことが重要であり、そして定着させることに専念することがポイントです。

 

[注]基礎レベルを典型問題と考えてもかまいません。