考える力 と 覚える力。 (その1)
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
今日から思考力 -考える力- について述べたいと思います。
ズバリ、あなたは考え続けることが好きですか?
最初のうちは興味を持てたとしても、
考え続けることが苦手な子が過半数程度、存在するような気がします。
その原因は、普段勉強している環境が覚える能力を問うような問題に囲まれているからです。
ちなみに高校の定期テストはテスト範囲が決まっています。出題される問題が決まっています。
効率的に勉強するなら、解き方を丸暗記してしまいますね。
すぐに解答・解説を見ずに、しばらくの間じーっと考え続けることを日課にしている生徒は少ないと思います。
私は、それが成績があがらない大きな原因と考えています。
覚えてしまえば解けてしまう問題(何度も演習することで解き方を丸暗記できる問題)は悪です。あなたが賢くなる機会を奪っている、と考えています。
どうしてそうなるのか?、なぜなのか? 、自分の考えをきちんと持つ、というようなことがとても大切なことに気がつくことが大事なのです。
覚える力がない生徒は考える力がありません。
考える力がある生徒は徐々に覚える力がついてきます。
安易に覚えることに逃げずに、いかに考え続けることができるか真剣に向き合ってみてはいかかでしょうか。
[注]思考力を鍛えるものとして、宮本哲也さんが数多く出版しているパズルシリーズ等が手頃です。
日本語をきちんと読むとは・・・ (その3)
大きめの本屋さんに行ってみると、小学生対象の現代文の教材が山のようにあります。
私が小学生だった頃 (約25年前)には、これほど種類があったと記憶していません。
中学受験がそれだけ流行していることを示しているんでしょうね。
有名な本として、『出口汪の新日本語トレーニング』があります。
ぜひ本を手にとって、中身を見て欲しい本です。
例えば、この本を高校生にやってもらうと、 1度の勉強で終わらせることができません。
たいてい、60分前後で集中力が切れてしまいます。
(本当に易しい教材ですので、集中力が切れるのは当然と思わないでください)
この本に書かれているような日本語でさえ、読み続けることができない。
1度で解ききることができない、ということが高校生の日本語を理解する力の低下を示しています。
まずは日本語を操るリハビリ・トレーニングから始めるべきでしょうね。
他にも、福嶋隆史さんや早瀬律子さん、
塾生にしか教えたくない著者など、多くの教材があります。
何をどれだけやればいいのか? って悩んでしまうぐらい種類が豊富です。
小学生の教材だからって、馬鹿にしてはいけません。
現代文の基本的なルール・ポイントはほとんど全て網羅されています。
大学入試を目指すといって、大学受験用の教材にこだわることはないのです。
シオンセミナーは、あなたの学力や状況に合わせて、「何を・いつまでに・どのように」勉強していけばいいのかを提案します。
あなたの日本語力を大きく改善できるのがシオンセミナーです。
「他者に説明できる」ことを目指す!
こんにちは、シオンセミナーの教室長です。
今日は、勉強していく中で注意したいポイントを話したいと思います。
「理解=暗記」「100%暗記」してしまえばどんな科目もできるようになる、と思ったことありませんか?
間違いではありませんが、少し工夫しましょう。
それは、自分と同じレベルの人に説明することをイメージして勉強する、ということです。
理解できていないものは、自分で説明ができません。
わかりやすい説明ができていれば、あなたが理解している証拠になります。
「理解する」って本当に難しい。 学力が上がってきてから初めて気づくことです。
覚えることが得意な生徒によく見られますが、
一問一答的な学習を高校生になっても続けてしまい成績が伸び悩む生徒がいます。
暗記が目的になってしまうと、どこかで行き詰まる。
でもね、 理解できることはたくさんある。決して慌てないで。
自分に合ったレベルを続けよう!
何よりもまず実行に移す。
こんにちは。シオンセミナーの教室長です。
今日は、ブログを書き始めて初めての日曜日です。
いつも通り、たまった洗濯物をして、部屋の掃除をするなど家事を行なっています。
「継続は力なり」
学校や塾の先生に1度は言われたことがあるフレーズですね。
ちなみに、私はあまり好きな言葉ではありません。
そんなのわかっていることだし、何を当たり前のようなことを言っているんだ、と思います。
でしたら、あなたは「決めたことを即行動、即実行する」ことができますか?
勉強以外のことはできるけど、勉強はできないって言いたくなりますね。
とはいっても、いろいろ言い訳をしてしまい、すぐに行動に動けないことが多いような気がします。
「頭が良くなりたい」「このままじゃ嫌だ」「僕だって私だって偏差値の高い大学に入学したい!」と考える人は、自分が決めたことをちゃんと実行に移せるようになることを目標にすべきです。
何をすればいいのか、わからない。 努力しているのに、成績があがらない。
大学入試が不安だ、という生徒はシオンセミナー 教室長までご連絡ください。
日本語をきちんと読むとは・・・ (その2)
試験で問われている読解力は、「日本語をきちんと読めること」を大前提に作成されていると思います。(当たり前です!)
(基礎的なレベルでいうと・・・)
Q. 下線部Aとはどういうことか? 本文から抜き出しなさい。(もしくは記述しなさい)
抜き出しなさいという問いに対して、自分で考えた解答を答える生徒がいます。
記述の問題で、解答を問いに応じた形式にすることができない、もしくは無視する生徒がいます。(この場合、解答の文末を「~ということ」にする)
Q. ~を〇〇字で答えなさい。(句読点は含みません)
句読点を書いてしまう生徒がいます。
「主語を抜き出せ」「要点を書きなさい」といった問題ができない生徒もいますし、品詞を問う問題(形容詞と副詞の違い)といった問題ができない生徒もいます。
このようなミスをする高校生が数多くいます。
ケアレスミスだといって気にしない生徒も多数います。
本当にケアレスミスでしょうか?
(高校生が主語と名詞の違いや、形容詞と副詞の違い、問題形式にあった解答の書き方といったことを知らないことは問題と思いますが・・・)
日本語を読むとは、なんとなく理解すればいいということではありませんよね。
まずは、キチンと丁寧に日本語を読まなければいけないことを自覚するべきです。
つまり、現代文を苦手とする生徒は「書いてあることを"ありのまま”に読む」ことをいい加減にしてしまう、自分でアレンジしてしまうといったことが言えます。
(もちろん、論理的思考ができない場合もありますけど)
1日を自分の人生に例えてみる。
高校生になると、自分の将来について考える機会が多くなります。
いっぱい考えるんだけど、何がベストで自分にあっているんだって思うことありませんか?
(肯定的な考え)
「この大学に入りたい」「将来あの仕事をしたい」
「海外でやりたいことがある!」「研究職につきたい」
(否定的な考え)
「何もしたくない」「毎日がつらい」
「受験に失敗したらどうしよう」「受験が成功しても就活が心配」
そこで、1日=24時間 を自分の人生に例えてみましょう。
男の子なら、自分の年齢÷3、
女の子なら自分の年齢÷4で計算すると・・・
18才の男の子なら、朝の6:00です。(まだ薄暗い日の出前です)
16才の女の子なら、 朝の4:00ですね。(朝方にもなっていない、真っ暗な時間です)
その時間が、今のあなたの時間です。
高校生にもなると、世の中をだいぶ理解してきたところもあり、将来について不安ばかりが募って悩んでしまうことがあると思います。すごーいポジティブな子であっても、何かにつまずき、初めての失敗を経験したりすると、絶望すると思うんです。
でもね、そんな時はまだ日も開けてないってことを思い出してください。
これが正解だ、なんて言えることは絶対にありません。
朝の4時や6時に、その日の1日の起こることが予想できますか?
できないですよね。
だから生き急ぐことはないと思うし、現状だけで全てが決まったかのように決めつける・思い込むことはよくないことだと思います。